my忘備録

すぐに忘れちゃうので記憶しておきたい事をメモする個人的な雑記帳

競馬の達人伝

私が競馬に出会うキッカケとなったのは「会社に馬で来ている」と言われた、私よりも年齢が15歳年上のSさんに、1991年5月トウカイテイオーのダービーに仲間と一緒に誘われ、府中に連れて行ってもらってからです。


Sさんの生活スタイルは、仕事が終わると金曜日の夜に予想、土曜日の朝にPATで馬券購入、その後パチンコ屋へ、夕方~夜に帰宅、レース結果確認、土曜日の夜に予想、日曜日の朝にPATで馬券購入、その後パチンコ屋へ、夕方~夜に帰宅、レース結果確認、月曜から仕事というライフサイクルでした。「パチンコ中や車の運転中に、競馬中継は聞いてはいけない。」よく言われました。ちなみにSさんは給料を使いません、下しません。仕事をしながら、生活費はパチンコと競馬から出ていました。


そんなSさんですが、1991年11月第29回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)でヤマニングローバルとリアルボーイの馬連2万円を1点購入して見事、万馬券で大当たりをしたので、即金・現金で新車を購入・・・しかし、人生±0とよくいうもんだとSさんも後に語ったように、1ヵ月経たずに運転中に対向車に当て逃げされ新車は廃車に、さらにT自動車から新車の購入費が払われていないとの連絡があり、調べると車のセールスマンが現金を持ち逃げして退職したようで、手元の領収書で支払いは証明出来たものの、自損事故扱いの車両保険料と再度の自己資金とで、もう一度新車を購入する羽目となりました。ちなみに、この万馬券をどうして買ったか聞いた所「前走でいい脚を使っていたから。」確かに、Sさんは記憶力が良く、歩くデータベースのようでした。


また、2001年12月第46回マンハッタンカフェとアメリカンボスの「有馬記念はどうでした?」と聞くと、「1000円だけだけどね」と言って④マンハッタンカフェから総流し12点12,000円購入の馬連馬券を見せてくれました。ちなみに、この万馬券をどうして買ったか聞いた所「前走でいい脚を使っていたからと、9.11があったからね。」でも、Sさんは事前に何の馬券を買うか教えてくれませんでした。


Sさん、いま頃どうしているかなぁ・・・相変わらずなんだろうなぁ、「老後の資金を今から貯めてるんだ」なんて言ってたからなぁ。


最後に、Sさんが教えてくれたこと。何を買うかは自分で考えるしかない。